COLUMN
コラム

第13回トラキントライアル第1戦東山湖戦

こんにちは TIMONモニターの前田敬三です。

東山湖フィッシングエリアで行われたトラキントライアル第1戦に参戦してきましたのでレポートします。

本来ならトラキンの初戦ということで気合も入るのですが 、

今年は仕事の都合で海外と日本を行ったり来たりで忙しく、

前日のプラに出掛けるのがやっとということで、

また前日プラの状況が ボトム中心の反応が良かったことから、

私の大好きなボトムからの巻き上げを やり通す気持ちでかなり気楽な気持ちで参加してきました。

 

当日抽選で引いた番号はB-17、1回戦の対戦場所は通称レストラン前。

まずはB組なので審判をしながらA組の状況を見学しますが、

近くで同じくモニターの 井上さんが釣りをしていたので、

じっくり見学させてもらいましたが やはり前日のプラ同様、

ボトムからの巻き上げの反応が良いようで、コンスタントに 釣り上げていました。

 

井上さんの釣りを見て迷いも無くなり、1回戦に挑みました。

1回戦では放流はないと思いA組より渋くなることを予想して、

ボトムを丁寧に探って 行く予定でしたが、スタート5分前に突然放流が始まりました・・・

ただ放流はあってもしばらく反応しない可能性もあったので、

あまり意識せずスタート したのですが、1投目から放流魚が釣れてしまい、さらに戸惑いました。

派手系のルアーに変えようと思いましたが、

使用ルアーがティアロ1.6gグリーンヤマメだったので 何とか対応出来ると思いそのまま継続し2投目!

しかし、これも釣れちゃいました・・・

この後は放流合戦になるのかと思ったのですが、3投目からは無反応に。

 

しばらく地味系の色に落として探るも当たりがなかったため、巻を一時諦めボトムのズル引き 、

デジ巻きなど試すもこちらも無反応。そのままローテーションになり、

次の手段に困ります・・・

クランクやダートランも考えましたが、もう1度ボトムからの巻き上げを選択することにしました。

今度2.5gのルアーで沖のボトムを狙うと反応が出始め、

ボトムを擦る感じでスローに引いてくると数投後にヒット!

さらにカラーをメタリックグリーン に変えて1本追加。 試合時間残り5分で対戦相手との差が少し開いたので、

2回戦に向けルアーを2.2gに落とし、さらにスローに引いてみました。

これが大当たりで2連発し、順当に1回戦を突破しました。

 

2回戦は4人から1人しか抜けられないトライアルで勝ち上がる為の第一の関門。

それも同じくモニターの針谷康夫と同組です。

非常にやりにくいですが、自分の釣りをやり通すことだけを考え2回戦に挑みました。

2回戦前にも放流があった模様で、

『なんかめっちゃ釣れそうだね~』と康夫さんとひそひそ話。

ということで放流カラーのティアロ1.6gからスタート!

しかし蓋を開けてみれば、まるっきりの無反応・・・

落ち込んでいても仕方ないので 気持ちを入れ替え1回戦同様、ボトムからの巻き上げに変更します。

ルアーを1.9gのメタリックグリーンに変更し少し沖をスローに引いてきて1本目ゲット。

 

ただ前日プラの時もそうだったのですが、

同じ色のルアーで連発しないため、早めのローテで2本目を追加。

2.5gでさらに沖目を狙い前半は4本で終了。

対戦相手も僅差で並んでる様子で、後半も気の抜けない戦いが続きます。

後半は1回戦の最後に連発した2.2gのルアーでスタート。

まずはグリーンメタリックで1本、早めのローテで地味系にして1本追加、

さらにまたグリーン系のルアーに戻し1本。

そして最後はペレット系の色で2本追加し合計9本を釣り、難関の2回戦突破です。

 

3回戦は1回戦に引き続き1対1のガチ勝負!

3回戦前にも放流があり、また2回戦よりさらに放流ポイントに近い釣り座のため、

放流魚を意識しティアロ1.6gグリーンヤマメ からスタート。

数投するも反応は無し。

ただ放流ポイントに近い方はかなり釣れてる模様だったため少し粘っていると ようやく1本ゲット。

この1本目が本日一度も釣れてこなかった30cmオーバーの大きいサイズ。

放流がこのサイズなのかな~? などと考えていると、

また同サイズがヒット!やはり放流は大きめのサイズを入れたな~と勝手に断定。

午後になり気温もかなり上昇し、朝より魚が浮いてきた感じがしたので、

ティアロ1.6gのカラーローテをしながら ボトム付近で棚を微妙に変えたりしながら探り、

前後半30分で5本を釣って終了。

相手も同じくらい釣っていた感じでしたが 1本差で辛くも逃げ切り決勝進出!!

いよいよ念願の勝ち組決勝です。

決勝に残ったのは19名で、その内の4名がエキスパートの切符を手に出来ます。

泣いても笑っても最後の30分ですが、その前に釣り座決めの抽選があります。

この抽選結果によっては自分の好きな場所に はいれない可能性大なのでかなり重要!

とは言っても運次第なので入った場所で自分の釣りをするのみです。

そして運命の抽選結果は『3』!!

 

ただ、過去に2番クジを引き、場所選択をミスったトラウマがあり、あまり喜べませんでした。

しかし3番を引いた以上皆より先に選択しなければなりません。

色々考えた末、風が林から東ワンドに向かって吹いていたので、桟橋よりに魚が溜まってると予想し、

最初の2人が 桟橋寄りを選択しなければ入ろうと決めていました。

最初の二人は林寄りの放流ポイント方向に行ったので、私は希望通りの一番桟橋側に入れたので、

あとは今までやってきた ボトムからの巻き上げを30分間やり通すのみと心に決めスタートを待ちます。

いよいよ泣いても笑ってもラスト30分です。

 

まずは風がかなり強く吹いていたので、風に負けないようにティアロ1.9gのメタリックグリーンでスタートします。

ボトムまで落とし探るも当たりはなく、巻スピードやレンジを変えても当たりは出ません。

隣の方はコンスタントに釣り上げていてさらに焦ります。

風が強く、釣りづらくなりますが、

3回戦あたりから魚が少し浮いた感じがしていたので、ウエイトを1.6gにチェンジします。

これが良かったみたいでアタリが出だしました。

 

ヨネスティーイエロー、ダイゴマイトⅡ、グリーンヤマメなどをカラーローテし 数本をキャッチ!

ボトムからの巻き始めと、駆け上がり前に再度ボトムまで落とし駆け上がりを丁寧に探ると両方共あたりがあります。

カラーを本日1日を通して良かったグリーン系のカラーに変えると当たりが増えだし、

隣との差が少し縮まった感じ・・・

しばらくすると釣り上げるごとに後ろから歓声が聞こえます。

仲間の応援です! この応援でもしかしたらいい線いってるの?

と感じ、さらに集中し1本追加しタイムアップ。

 

試合が終わって後ろを振り向くと『行けるかもよ!』とか『向こうで釣ってたらダメかも』とか冷やかされ、

しばらくするとオフシャルの方が7匹で3位が2人いるとの連絡が!

ってことは4位以内は確定ということでエキスパート進出決定です!

決定と同時に仲間の皆が祝福してくれます。この瞬間が釣りをやってて良かったと感じる瞬間です。

喜びに浸る間もなく、3位表彰台をかけてのサドンデスをするのですが、

エキスパートは決定したので 気楽な気持ちで挑みますが、必ず勝ちたいです。

釣り方はボトムからの巻き上げしか考えていませんでしたが、カラーを何にしようか?

これもすぐに決まりました。私の代名詞ティアロ1.6gのグリーンヤマメ!

最後を締めくくるのはこれしかない!

サドンデス開始と同時にボトムまで沈め、しばらく巻いて再度沈めた巻き始めにガツン!

と当たりが来ました! 慎重に寄せて無事ネットインし3位表彰台確定です。

 

今までトラキンではエキスパートを含め表彰台に何度か上がったことはありますが 地元、

ホームグランドの東山湖での表彰台は1度も経験がなく、今回3位ではありますがかなり嬉しく思っています。

今まで何度となくエキスパートに出場してきましたが、

こんなに早くエキスパ出場権を得られるのは初めてです。

3月までの間、時間を見つけてエキスパートが開催される釣り場に出掛けて、

練習に励み エキスパート上位進出を目指したいと思います。

最後に 応援してくださったTIMONの仲間、釣り仲間の皆さん、ありがとうございました。