COLUMN
コラム

藤村修司氏よりレポートいただきました。

雨降りの櫻

みなさん。こんにちは!ティモンフィールドスタッフの藤村です。

5月に入ってから降った雨は、1日の夜から2日の朝に掛けての1回だけ。

GW中に沢山の釣り人からのプレッシャーを受けて、ナーバスになった魚達。

そのプレッシャーを、リセットする雨が欲しいと考えていた。

そして待望した、雨降りの朝の5月11日(土曜日)を迎えた。

 

朝一番に、脇目も振らずGW最終日に櫻を反応させたエリアにエントリー。

ルアーも最終日同様に『ミディア88S 黒銀』をチョイスした。

1キャストごとに三歩釣り下る早いペースで釣りを開始していると、突然と雨脚が強くなってきて、水面がバシャバシャとなりだした。

 

『このタイミング♪』と思い、力一杯のキャストをすると、『ミディア88S 黒銀』が後ろの障害物に当たり、半分に割れて飛んで行った。。。

『何やってんのオレの馬鹿』『今がタイミングなのに。。。』と焦りながら、次のルアー『ミディア88S 銀アユ』を取り出し、そのままセットしようとした時、リーダーの途中に結び玉が出来ているのに気が付いた。

雨で水面がバシャバシャした絶好のタイミングであったが、万が一の事を考えリーダーを結び換えた。

そして、ルアーをよく見てみると、フックの針先が鈍っていたので、合わせて2つのフックを新品に換えた。

 

雨は止まず、水面がバシャバシャしている中での、気分新たな第1投。

少し早めのリーリーングで、『ミディア88S』が細かくプルプルプルと動いているのをイメージしていると、『グッン』とティプが引き込まれ、『ジーッ』とドラグが出たので、『ガッツ』と合わせを入れていた。

櫻の華麗で暴力的なファイトは、何度体験しても胸を高鳴らせるが、逆に最も冷静な判断も行っており、ランディングする場所まで櫻を誘導するように対峙した。

何度かのヘッドシェイクやジャンプを往なしきり、目的のランディングできる場所で捕らえたのは、綺麗で猛々しい57cmの櫻でした。