COLUMN
コラム

藤村修司氏よりレポート/連日の釣果

こんにちは。ティモンフィールドスタッフの藤村修司です。

 

昨日(5月2日)、1ヵ月半ぶりの釣果に恵まれタイミングが合い出したのか、

本日(5月3日)も釣果に恵まれましたので、ご報告いたします。

 

私のホームリバーである犀川。

去年からの河川工事にて、下流域での釣果が少なくなってきた。

特に、一番瀬と呼ばれる、河口から遡上すると一番最初に現れる瀬では、現場友達数名の情報を総合しても

今年は釣れていないとの事。

そんな一番瀬に何故か足が向かい、『トリコロール83S 黒金』をセットしてキャストを開始した。

 

『トリコロール83S』を、流芯を超えるようにキャストする。

そして、『トリコロール83S』のフラットサイドと、ラインに水流と水圧が当たり、ドリフトしていくのをイメージし、

更にロッドに伝わる水流と水圧の変化を感じ取りながら、要所要所にトゥイッチを入れていく。

 

そして数投目。

『トリコロール83S』が流芯に入った瞬間、水流と水圧の変化とは全く別物の『ドッン!』とした当たりがロッドに伝わり、

同時にリールが『ジーーーィ』と悲鳴を上げた。

一瞬、鯉がスレ掛かりしたのかと思った直後、突進が突如と止まり、次の瞬間には流芯の真上での銀色に輝く櫻鱒が、

『ドタバタ』『グルングルン』とローリングを開始した。

 

鯉のスレ掛かりでなく、櫻が掛かった事には安心したが、ローリングをしているのは流芯の真上である。

ローリングしながらも流れに乗って、ラインを引き出して行く。

このままでは一方的な櫻のペースと感じたので、多少強引だったがロッドを水平以下に寝かし、スイープフッキングのように『グ~~~ゥ』と力を込めた。

すると、見事に櫻のローリングは止まり、流芯からも外す事が出来た。

 

ところが、その後も櫻は、流れの中を自由かつ縦横無地に泳ぎまわったり、流れを味方に付け底の方で動かなくなったりと、

多彩なファイトを繰り出した。

がっ、しかし、昨日既に一匹釣上げている余裕なのか、私自身不思議なぐらいに落ち着いて対峙する事が出来、

数分後にはネットの中にグッドプロポーションの櫻が横たわっていた。

サイズは58cmではあるが、とても体高の有る立派な櫻でした。