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コラム

POCマスターズクラシック北海道2023レポート

北海道ショアソルトフィールドモニターの対馬大湧です!

11月12日に開催された「パワーオーシャンカップ マスターズクラシック北海道2023」で優勝しました!

パワーオーシャンカップ(略POC)は北海道、東北を舞台にロックフィッシュ(アイナメ、ソイ類、ハタ類)をターゲットとしたトーナメントで、年間ポイントで競うツアー戦(北海道、東北各3試合)とその中で選ばれた上位成績選手で競うマスターズクラシック(北海道、東北各1試合)、更に北海道代表と東北代表+招待選手(折本プロ、田辺プロ)が最終決戦となる「スーパーロックフィッシュ」に挑む形式のロックフィッシュ最大トーナメントです。(詳しくはホームページをご覧下さい。)

自分は今年ツアー戦を、第1戦函館9位、第2戦森、鹿部3位、第3戦函館30位で年間ポイントランキング3位で終えて、各戦上位3名枠と年間ポイント枠からマスターズクラシックの出場権利を獲得出来ました。

今回はそのマスターズクラシックの内容になります。

開催エリアは室蘭(エリア指定)でそれなりに通っているフィールドということもあり、ある程度のポイントは把握してました。

2週間程前に1度だけプラクティスを行った段階では、スポーニング絡みのオスの動きの把握と全く絡んでない小型のアイナメが釣れたので、大会当日までに季節進行でアフターか半プリのメスがどのポジションに着くかが最大のキーになると考えて居ました。
(ルールにより大会約1週間前からプラ禁止になります)

大会2日前から急激に気温が下がり、北海道では積雪もあるほど冷え込み、当日は西よりの風がかなり強く吹く予報だったので状況としてはかなりタフになると想定して本番に挑みました。それでも優勝の3本リミットのウェイト予想は4000gは越えると考えていました。確実に勝つには4500gと設定。

今回のクラシックは18名(1名欠場)で自分は17番フライト。予め目星の着けてたポイントをランガンしようと思っていたので遅めのフライトでも特に問題はなかったです。

最初のエリアでは、サーチと朝イチの動ける魚を取りに行くために5/8ozのスピナ-ベイトを選択。ロッドはRevoltageRVⅡ-C711Hにレッドスプール16lbの組み合わせ。

タックルだけ聞くとバス?と思われるかも知れませんが、自分のスタイルに合わせて一番理想的な物がこのタックルになっただけで勿論アイナメ狙いです!

アイナメに対してのハードベイトゲームはコンディションの良い魚を選べる分、状況にマッチしてないと全くバイトは出ないのでテンポ良くランガンしていきます。最初のエリアは10投程で見切り移動。

次に入ったエリアでも同じくスピナベからスタート。
今度は少しパワーを落としたスピナベで、タックルはリボルテージRVⅡ-C71H-STにレッドスプール14lbの組み合わせ。

3投程してからプラの時の状況から目星を着けてたポイントで食わせの釣りを展開します。

スティックベイト系ワームに14gビフテキ(TGモデル)をセットしたベイトフィネスタックルで、ロッドは旧リボルテージRV-C69L+にレッドスプール10lbの組み合わせ。

またバスロッド?って感じになるかも知れませんが、今回の状況が気温低下+スポーニング前後のシビアなアイナメに対してのアプローチなので、より繊細に攻め食わせるためには通常のロックフィッシュロッドよりパワーランクが下の番手の多いバスロッドが有利な場面が多いです。

勿論普段から愛用してるという事もありますが、今回はこのタックルバランスがより生きる結果となりました。

なるべくボトムから離さないようにリーリング(ズル引くように巻く釣り)で誘うと1投目でモゾっと違和感バイト。産卵絡みのアイナメのメス特有の手元まで伝わらないアタリの出方です。狙い通り少し痩せぎみですが半プリの50cmに迫るアイナメをキャッチ!


スタートから早い段階での良型キャッチで一安心しましたがリミットメイク(3本)までは気を抜かずにすぐ移動。

最初に入ったポイントに入り直し、スピナベで通したスポットを先程のベイトフィネスタックルで探り直し、近くの船と岸の間のシェードが絡むスポットで同じように攻めるとまたしても違和感バイト!今度は1400gはありそうな50アップのメスアイナメをキャッチ!

良型2本が入ってまだ9時頃で終了の13時まではかなり時間があるので、あと1本を絶対キャッチするためにランガンを繰り返しますが、ここら12時半までバイトが無くなります。

もう一度先程釣ったエリアに戻りかなり丁寧に探ると待望のバイト!

ゆっくり上がってきたのは50cmは越えてるオスのアイナメ!…でしたが痛恨のミス。ネットイン直前でフックオフ。残り時間20分でのこのミスはかなりキツかったですが、何とか気持ちを切らさずに立て直して、もう一度ラインを結び直し、フックを交換して再スタート。そこから僅か5投くらいで際の縦の釣りでヒット!35cm程でしたが、リミットメイクのかなり貴重なアイナメをキャッチしました!

ですが、先程の50cmをバラシたこともあり、この3本では優勝は無いと最後の最後までキャストし続け、狙いのピンスポットを数cm刻みで攻めるとなんと終了間際の12時47分にバイト!

最終的にこの魚が一番大きくスーパーキッカーのメスアイナメをキャッチしておよそ50cmクラス3本の半プリで揃える事が出来ました。

急いで検量場所に向かいウェイイン。結果は4220gで優勝する事が出来ました!

実はツアー戦2戦が終了した段階で年間首位で3戦目にこけてしまい年間優勝(AOY)を逃し、かなり悔しい思いを経験しての今大会だったのでかなり嬉しい結果となりました。

結果としては優勝でしたが、終盤のミスが無ければ100点でしたがそこは今回の反省点です。まだまだ練習の日々です。

そして今大会上位3名+AOYはスーパーロックフィッシュへの出場権利獲得となるので12月10日に行われる最終決戦に参加してきます!

ロックフィッシュトーナメントもかなり熱い戦いが繰り広げられていますので気になる方は是非チェックしてみてください!

今大会に参加された選手、スタッフ運営の方々お疲れ様でした!

スーパーロックも全力で楽しんで来ます!