COLUMN
コラム

遠洋航海実習レポート(6月15日~6月24日)

6月15日

昼の12時に漁場に向けて出発しました。漁場までは約1日。次の朝には銀行に着くようです。
餌の鰯を積んだのでこの日から活餌管理が行われます。
調べるのは死んだ鰯の量と餌やり。
3つのイケスに約バケツ50杯の鰯が入っていますが1日で死んでいる量は2キロくらいで、少ないようです。
このままいけば操業が長くできそうです。

船の飯はこんな感じ。コックさんが二人いてまかないしてくれます。
とても美味しいです。



6月16日

朝の6時に起こされて早速群が見つかり寝ぼけた状態での操業スタート。
釣れてるマグロは大きく12キロサイズ。
2チョッパといって二人で1つのバケをつけて釣るやり方です。
トンボマグロはすれるのが早く釣れなくなるのでそうすると、鰯を付けて泳がせをします。
このときは1人で釣ります。最後の最後まで釣れませんでしたが、意地で釣ってこの日は5匹釣ることができました。すべて12キロサイズです。
この日は全てで100匹弱、約1tつれました。


6月17日、18日

風力7の中(風速12~15m)反応をさがし回りましたが2日間なにも操業はなく終わりました。
民間船が150゜ラインで50t釣ったという情報が入ったそうなのでさらに東側に舵を向けて航行し始めた!


6月19日

民間船が釣っている漁場に到着し、今日はたくさん釣れることが期されていました。
午前中は今一まとまった群が見つからず苦戦していましたが午後になるとあちこちに群が見えてトンボマグロが入れ食いになりました。
サイズもなかなかよく5~12キロといった感じです。自分は作業班では無かったので釣りが出来ませんでしたが、見てるだけでも楽しい様にポコポコ釣れています。動画も撮ったので見てください!
ということでこの日は2.7t釣り上げ大量でした。




6月20日

今日は自分達が作業班で操業します。場所は昨日とほぼ同じでなので大量の期待は出来ます。
昨日の作業班が釣った魚を冷凍庫に入れる作業があるのでこの日は4時起き。
前日のワッチの疲れもあり大変でした。

この日も午前中あまり釣れず1tほど、それでも7キロサイズを5匹ほど釣り上げて少し喜んでいました。
4時の夕飯を終えまた見張りに入ります。そこらじゅうに群が見えて鯨付きのカツオの群なんかも見えます。

そして5時すぎ、大きめの群をみつけ、操業スタート。
最初は遠かった群もスイッチが入り船の近くまで寄ってきました。
ここから入れ食いモードのスタートです。
自分が一人でギリギリあげられる7キロサイズ~10キロがバカバカ食ってきます。
顔中血だらけになり、腕は既に上がらなくなり、腰も砕けそうに痛い情況ですが、これぞとばかり釣っていきます。
更に自分は誰よりも釣りたいと言う欲望があったので最高のポジションをとりましたので疲れたと言って止めることも出来ず、ヘトヘトになりながら30分くらいずっと釣れ続けました。
正確にはわかりませんが50本くらい釣ったでしょうか?
最高の一時でした!計この日1日で7t(約500匹)ほど釣りました!

夜の8時から班が交代になります。自分は8~12時ワッチでしたのでハードな1日でした。
次の日筋肉痛で体中が動かなくなったのは言うまでもありません…(-_-)


6月22日、23日

いつも通りで操業します。今まででわかったことは午後の方が食いがいいと言うこと。
この日も午前中はあまり食わず苦戦しましたが最後の最後でいい群にあたり少し釣ることが出来ました。
2日間で3tほどつりました。
最近は風力階級が5~7と、とても釣りづらい情況なので我慢の時です!


6月24日

餌の鰯が少なくなり今日釣れれば操業終了。釣れなければ次の日も操業と言うことでした。
午前中にメバチの群にあたり今までで無いような20キロサイズがつれました。
二人で釣っているのでなかなかつらかったですがギャフを3人に付けてもらいようやくあげることができました。
この群が最後となり、今航海の操業は終了となりました。

1週間ほど操業しましたが、いろいろなことが学べました。
今後、この経験をルアー開発に活かしていけたらと思っています。

追記:途中停泊した横浜の港でメバル節ロングをキャストしたら、たくさんメバルが釣れました。