COLUMN
コラム

“Tconnection” について

皆さんこんにちは。杉山代悟です。

10月発売予定のTconnectionについて少しお話したいと思います。

まず、Tconnectionは60L、60UL、60ESTELの3種類に分けられます。
それぞれどんな目的で作ったのか種類別で説明します。

<Tconnection 60L>
これは、放流魚を狙う時やボトムフィッシング、
ミノーイングなど自らアクションを加えて、
食わせにいく釣りを前提に作ったモデルになります。
主に使うルアーはアピード全般、タップダンサー、ダートランなど。
スプーンは軽くてティアロ1,6g~5g程の重ためのスプーンを巻いても、
ロッドが負けず合わせに行ける、
3タイプのなかでもっとも張りのあるモデルになります。
使用ラインはボトムや放流を前提に、
PEラインをメインに使用することが多いですが、
フロロやナイロンなどの伸びのあるラインも使用しても構いません。
僕はメインラインPEで、
放流がはじかれる場合はナイロンを良く使用しています。

<Tconnection 60UL>
これは軽量スプーンをベースにクランクなどのティップに、
少し柔らかさが欲しい釣りに適しています。
バットからベリーにかけては張りがあり、ティップはある程度の柔らかさがあるので、
振った感じはシャキッと硬く感じます。
ですが0,4㌘のチビクワトロを投げても硬い!と言う印象はありません。
ティップが柔らかいので軽量スプーンでありがちな、
「ツンッ!」という弾かれるバイトが減少します。
主な使用ルアーはチビクワトロ0,4g~ティアロ1,6gまで、
クランクはパニクラ~チビパニクラを良く使用します。
僕の場合使用ラインはナイロンが多いです。
東山湖のティアロ1,6gを使用したボトムからの巻き上げはこのULをお勧めします。

<Tconnection 60ESTEL>
これはエステルライン専用に開発されたロッドになります。
エステルラインは伸びが少なくゴワゴワしているので、
ライントラブルが多くなるのが欠点です。
そのライントラブルを極限まで減らすためガイドを小さくすることにより
キャスト時に余分なラインを出さないようなセッティングにしました。
PEと同様伸びが少ないため弾かれるような
バイトが増えるエステルラインですが、
このモデルもULと同じようにティップを柔らかくすることにより
弾かれるバイトが減少できます。

0,2号~0,4号までのエステルラインを使用することができます。
ベースルアーですが、
皆さんが今までエステルラインで使っていたルアーなら使用可能です。
僕は0,4g~2g程のスプーンを良く使用します。
ティアロ1,6gはベストなウエイトだと思います。
スプーンに限らず最近エステルクランキングが流行り始めてますが、
クランクもしっかり使えますよ!

 

ロッドアクションはもちろんですが見た目もこだわりました。
今までにあまりなかったグリップをセパレート式にすることにより、
一目でティモンのTconnectionだ!
と分かりやすくしたのと、グリップを握ったとき、
違和感なくしっくり来るような形にするため何度も何度も修正しました。
ロッドの自重も70gを切ることができました。
1日中キャストし、試合のときはフルで集中し続ける
エリアトラウトの釣りはタックルの軽さも非常に重要になってきますよね。

こんな感じで少し大雑把にですがTconnectionについて説明させてもらいました。
実際振ってみたい方は是非釣り場で声を掛けてください。