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CiAN第一弾『シアンジグ デフォルト』

2022年9月、JACKALLのロックショアブランド『CiAN-シアン-』が遂にスタート。
第一弾として登場するルアーは2つ。
『シアンジグ デフォルト』と『シアン メタルバイブ』です。

今回は、『シアンジグ デフォルト』についての解説をさせていただきます。

目指したのは、ロックショアジグのど真ん中。

ロックショアにおいてメインのターゲットとなってくる、ヒラマサやブリ、カンパチなどの青物に特に有効となる“ロングスライドアクション&水平スローフォール”を重視した、ロックショアにおけるスタンダードジグです。状況や海域を問わず、ローテーションの基軸として活躍するうえ、誰が使っても“釣れる”アクションを演出できるよう設計されています。ロックショアでジグをしゃくるならとりあえずコレ!と言える、まさにデフォルト装備に相応しい仕上がりです。

パッと目に入るのは、開いた口とそこに収めるように配置されたラインアイ。

プロトタイプの初期段階では、一般的なメタルジグのようにアイが配置されており、その時点でアクションレスポンスは高いレベルに到達していました。
しかし、さらにレスポンスを向上させるにはどうしたら良いかと試作を重ねた結果、たどり着いたのがこの形状です。
一般的なアイ配置と比較し、重心の位置は変えることなく、力点の位置(アイの位置)を重心へと近付けることで、さらなるレスポンス向上を実現しました。

形状のこだわりはボディ全体にも。

上下左右全てにおいて非対称な設計は、イレギュラーアクションを起こさせるために採用。
ジャーク時のスライドの際には、急に軌道を変化させたり、スライド中にピタッと止まる等がランダムに起こります。
一方フォール中には、水平シミーフォールをメインとしながらも、スライドやシーソーフォールをランダムに発生させます。
そのイレギュラーアクションがトリガーとなり、魚にスイッチを入れ、捕食へと繋げます。
また、活性の低い魚に対しても、リアクションバイトの誘発が期待できます。

そしてボディ側面に設けられたエッジ。

このエッジは、ジャーク時に一瞬だけ水を掴むために設置。
水を掴むと重くならないか?とも思われますが、しゃくると同時に一瞬だけ初動を遅らせ、竿がさらに曲がった状態(反発力が高い状態)を作り、そのタイミングでジグが動き出すことで、より竿の力を利用して、大きくジグを跳ねさせることが可能です。
あくまでも水を掴むのは初動前の一瞬だけで、ジグが動き出してからのスライドアクションを邪魔することはありません。

パッケージにはアシストフックを一本付属。ウェイトごとに適正なサイズのフックを付属。

平打ち加工されており、強度抜群です。