前回、BIN-BINSTICKシリーズにおける共通した特徴や、

“BSC-610L-VCM”についてご紹介しましたが、

今回はシャローエリアでのキャスティングゲームに最適なモデル、

“ＢSＳ-67Ｌ-ＶＣＭ”をご紹介します。

ジャッカルの鯛カブラロッドとしては初の試みとなるスピニングモデル。

近年盛んに導入されてきたボートからのキャスティングメソッドに対応する為の一本となります。

真鯛のついばみにしっかりと食い込むしなやかさを持ちつつも、

重量のある鯛カブラを恐れず投げられる安心の強度を両立出来たのはVCMブランクスだからこそ。

そして、開発のコンセプトとして掲げたのは “投げ易さ” 。

今や鯛カブラゲームに興じるのは、ルアーフィッシング出身のアングラーだけではありません。

様々な年齢層の方に気軽にキャスティングメソッドを体感頂く為、

“扱いやすい” スピニングロッドの存在が不可欠でした。

また、潮の流れに応じて左右どちらにでも投げられる取り回しの良さこそが、

キャスティングゲームに求められる欠かせない要素となります。

潮が払い出す方向を見極めて、適切な方向へカブラを投げなくてはゲームが成立しないのです。

アンダーハンドで水面を叩かず投げられる短めの設定と、

ストレス無く持ち替えが出来る最適なリアグリップ長により、

技量に不安を抱えるアングラーにとって、キャスティングゲームをより身近なものしてくれる事でしょう。

底取りのし易さ、投げ易い錘負荷、食い込みの良いタックル。

これらのゲームとタックルのバランスを考慮し、リールは2500番クラスで、

錘負荷は30ｍ以浅のシャローエリアにおける20g～45gの利用（最大は60g）を想定。

釣座の優劣を気にする事無く、積極的なゲーム展開を可能にしてくれるとともに、

ドラグ性能の優れたスピニングタックルを活かしたファイトの優位性も存分に楽しめるロッドでもあり、

使い方次第で鯛カブラは更に奥深いものとなるでしょう。