BIN-BINSTICKシリーズの共通する特長とは?
新シリーズが発表された鯛カブラロッドの”BIN-BIN STICK”シリーズ。
まず、今回発表となった3機種に共通するのはブランクスです。
BIN-BIN STICKは現行モデルであるポイズンオーシャン“VCMシリーズ”の流れをくむ仕様となっております。
VCMシリーズとは、低弾性カーボンにグラスと“バサルト”と呼ばれる鉱物マテリアルからなる複合ロッドです。
このロッドの注目すべき点は、“しなやかさ” と “粘り強さ” の両立。
繊細なティップを持ちつつも、ソリッドティップのロッドとはまたタッチが異なった
ベリーまでスムーズに曲がる追従性が特徴です。
一方で、高い耐久力も持ち合わせ、
ラフなファイトや大型の魚に対しても安心のやり取りを可能にしてくれます。
つまり、真鯛に対しては引っ張り過ぎずしなやかな “いなし” の顔を見せ、
青物などが掛かった際にはライン強度のギリギリまで、
しっかりとしたパワーファイトを可能にしてくれる。
使い手に安心感を与えてくれるロッドと言えるでしょう。
BIN-BIN STICKはデザインだけでなく、持ち重りの軽減など使用感の向上も施されました。
対応するカブラウェイトも従来の基準を見直し新たに設定。
玄人の方々にはもちろん、初心者の皆様にこそオススメしたい安心の3本となっています。
続けて今回はまず、パワーファイトもこなすバーサタイルモデル、
“BSC-610L-VCM”についてご紹介します。
対応ウェイトはMAX120g設定。
これまでシリーズの中核を成してきたポイズンオーシャンTKC-67L- VCMのロングレングスバージョンです。
しなやかさはシリーズ共通ながら、ひとたびロッドを曲げれば強靭なパワーが湧き出る万能モデル。
ライン放出の妨げとならぬ様ガイドサイズと数も最適化され、軽快な糸抜けも特徴的です。
海中のクラゲ等をラインが拾う様なコンディション下でも、
ガイド詰まりのストレスを軽減してくれます。
また同時に、青物等の不意の大物がかかった時の安心感も高く、
これらの状況に遭遇する機会の多い日本海を代表する外海エリアにも最適です。
強弱どちらのファイトスタイルにも対応できる幅広さを体感頂ける一本であり、
VCMの安心感を最も具現化したモデルとも言え、
またノセ調子とは謳いながらも太軸フックでも掛け損じる事のないパワフルさは実証済みですので、
設定スペック以上の働きを見せてくれることでしょう。
どこのフィールドに持ち込んでも信頼できる安心感を求めるならば、
まずは実績の高いこのモデルを推奨します。
残りの機種についても、後日レポートさせていただきます。