COLUMN
コラム

“リアクション鯛ラバ” で中層攻略①

みなさんこんにちは。激流ぅー、爆流ぅぅぅうう!!!
田中亜衣ですっ♪

秋の深まりと共に人肌恋しい季節になってきましたねぇ〜
こんな夜は誰かに抱きしめられたい……
てかね、釣り上げられたいっ鯛っ鯛っ!!!
うふっ♡

あっ、違うかっ! 鯛ラバの話…しないとねっ

テクニカルなことやタックルのこと
話したいことたくさんあるんだけど今回は……

「リアクション鯛ラバ」

なんだそれぇー???って、思っているアナタ……
これからのトレンドはリアクション鯛ラバですよ。
よーく覚えておいてくださいねっ♪

 

・リアクション鯛ラバ

あえて動きをつけたりして釣る新しい鯛ラバフィッシング。
オーソドックスな釣り方は、着底した鯛ラバを等速でリーリング。
10~15回ほど巻き上げてフォール…ですよね。
この一連の動作…
確かに釣れるのですが、時としてこれ以上に釣れるテクニックが存在するのです。

 

大きな真鯛を釣り上げたことのある方なら気づいている人も多いと思うのですが、
オーソドックスな釣り方をしている時よりも、
「それ以外」のことをしていた時の方が大きな真鯛がヒットすることが多いと思いませんか?

大きな真鯛は、急に……、突然に……って感じている釣り人も多いと思います。
例えば、超高速で鯛ラバを回収している時にドーンっ!とか
リーリングして真鯛を誘っている途中にハンドルから手が滑ってリーリングが止まっちゃってドーンっ!とか
底取りがうまく出来ずに海底を転がっている時にドーンっ!とか
そのようなことから大型の真鯛はオーソドックスな釣り方を外した時にヒットすることが多いと感じるのです。

初めは、ただの偶然で再現性はないなぁ~っと思っていたけど、
長年やっていると偶然の数が多くなってきて、
この中から意図的にやりやすいテクニックや鯛ラバの操作をチョイスして
それを実行していると同じエリアで真鯛を狙う人より大きな真鯛を釣る確率が上がってきたのです。

偶然や突然を具体化して狙う…

そして、大型の真鯛が釣れる確率の高いエリアや季節、
タイミングなんかの時に、
このような変わったアクションを故意的にやっていくことで見えてきたものがあります。

 

その中でも最近狙って獲れているのが中層にフラフラっと浮いている真鯛!

まぁまぁ厄介な真鯛ですよね。同じように中層に浮いている真鯛でも、
イワシなどのベイトフィッシュを追って、
スイッチの入っている真鯛なら比較的簡単にヒットしますが、
そうでない真鯛はボーッとしているイメージ…

例えば。水深60m真鯛の反応が30mとしましょう。
他にベイトが映っているわけでもない、いわゆるポーッとした真鯛
よくあるこのようなシチュエーションでのリアクション鯛ラバ。

このような場合、真鯛の反応のあるレンジに正確にルアーを通さなければならないため、
バーチカルに攻めないと雲をつかむようなことになっちゃいます。
スパンカーやパラシュートアンカーなどを使いキッチリとバーチカルに釣りを出来る状況が最低条件です。

 

まず狙いのレンジというのを魚探で確認。
この場合、水深30mに反応なのでラインのカラーやマーカーを見ながら少し強めのサミングをして40mフォールさせます。
サミングすることでラインにテンションを掛けると潮によってラインが孕むことなくラインマーカーで数えた水深と実際に鯛ラバが到達している水深の誤差が少なくなるのです。
水深40mに到達したらリーリングを開始し、そこから20mの間を釣るのです。
要するに反応の一番強いレンジの上下10mを釣っていきます。

どんな釣りでも釣果を上げる一番は釣れることをするというよりも無駄なことを極力なくすこと。
なのでこの場合、ボトム付近にいる真鯛は捨てて浮いている大きな真鯛だけ狙うということです。
そんな感じで真鯛を誘って行くのですが、
この時の狙いの真鯛は食い気がなくポーッとしているシチュエーション。
ただ巻いていたのではあまり振り向くことはないでしょう。

そんな時、よく効くのが早巻き!!

早巻きと言ってもどれくらいの速さなのか考えちゃいますよね。
リーリング時に感じる潮流やトルクにもよりますが、
思ったより早く巻くのがこの釣りのキモです。
よくポイント移動する前などに船長から合図があって全力で早巻き…
そんな速さも全然アリなくらいで、アタシの基本となるスピードは1.5~2m/秒くらい、
ハイギアモデルのリールなら楽な感じのスピードです。

あとは魚探で常に魚影のレンジを確認しながらリーリングするレンジをズラしていくだけです。

 

これと同時に一番反応のいいレンジなんかで一瞬リーリングを止めたり、
必要以上にヘビーウエイトの鯛ラバを使ってフォールスピードを上げたり……
誘い方もさまざまでバリエーションを楽しむのもこの釣り方の醍醐味ですね。

 

長くなってきたので、今日はこのくらいにして
次回に鯛ラバのセッティング編をお伝えしたいと思いますっ。
ご期待下さいっ