COLUMN
コラム

“ビンビンスティックシリーズ”各モデルのご紹介

この春新機種が追加となりますロッド”ビンビンスティックシリーズ”。
鯛カブラ(タイラバ)ゲームも各地で続々と開幕しておりますので、
あらためまして各モデルのご紹介をさせていただきたいと思います。

まずは発売中の基本機種からおさらいです。
中核となるビンビンスティックのベイトモデルには6ft10inchの設定で4機種の設定があります。
その中でも特長に応じて2種類に分ける事ができます。

まず、ファイト時のしなやかさやパワーといった『安心感』を形にしたモデル
ビンビンスティック
BSC-610UL VCM
BSC-610L VCM
BSS-67L VCM

グラスとバサルトという特殊素材をカーボンとミックスする事で生まれた、
『VCMブランク』を採用した個性の光るシリーズです。

 

【BSC-610UL VCM】

610ULはロッド全体がスムースにしなる乗せ調子ロッドな為、
ロッドを少々高く構えていても自動的にフッキング~取り込みまでをこなしてくれます。
電動タイラバなどのオートマチックで手軽な釣りにもULが最適でしょう。

 

 

【BSC-610L VCM】

パワーに主眼をおき少々強引なパワーファイトに選ばれるなら最適なモデルです。
対応する錘負荷が広いのも特徴的です。

 

【BSS-67L VCM】

キャスティングスタイル向きのスピニングモデルです。
強度にも優れるVCMブランクによりやわらかさと力強さを両立し、
少ない力での投げ易さと安心感を実現しました。

 

 

そしてこのVCMシリーズに新たに加わるのが、

【BSC-72MH VCM】

スペック上、パワーモデルとしての印象が強い1本となりますが、
求めたのはズバリ “激流の中での着底感度と操作性” です。

高感度を意識したモデルにはHSシリーズがありますが、
この72MHは船速が3ノットを超え、
かつ複雑な流れに揉まれるような特殊な状況においてもティップが負けず、
着底時の衝撃を手元に伝えてくれます。

淡路島と本州の間に位置する明石海峡などでは、
操船もままならないような流れの中で釣りをすることもしばしばあります。
そのような状況で、ラインが船下に引きずりこまれてもなおティップが流れに負けず、
軽いヘッドを使ったまま限界まで着底を教え続けてくれるロッドです。
ソリッドティップの構造では限界のあるシチュエーションを攻略する為に生まれた
まさにスペシャリティモデルです。

それ故、MH設定ながら小口径多ガイドセッティングを施した、
一見アンバランスとも思える仕様となっております。
荒々しい根回りでも根掛かりを回避してくれる事でしょう。
もちろん、激流の中でのファイトもがっちりとしたベリーからバットが受け止め、
魚を引き寄せてくるパワーはシリーズ最強です。

また、力強さを利用して60g~120gクラスの鯛カブラ(タイラバ)をキャストする使用方法にも対応します。
超激流、超ディープ、今まで誰も手を出さなかったエリアの攻略を可能にするロッドです。

最後に、このロッドには特別なグリップ仕様が採用されております。
見た目ではわかりにくいのですが、

・アタリを待つうえで最適な穂先を下に向けた姿勢に自然と矯正してくれる。
・リールを持つ手に力を入れず扱うことができる。
・アタリを感じてから自然にティップを送り込む動作ができる。
・船下にラインが潜り込んだ場合でも安心したファイトができる。

と言った利点を盛り込んだ、
ロッドポジションを最適化してくれる構造を採用したロッドです。

この構造はもうひとつの新機種にも採用されておりますので、
次回にご説明させて頂きます。