COLUMN
コラム

ジギングの第一歩を踏み出してみよう

こんにちは、吉岡進です。

いよいよ7月になり今年の釣行もやっと本格的に動き始めました。

私自身も釣行が楽しみで楽しみでワクワクしている状況ですが、今回はこれからジギングを始めたいという方の為に、最初の第一歩として必要なタックルや準備についてご紹介したいと思いますので、この夏のジギングデビューの参考にぜひご一読ください。

 

まず、狙うターゲットと場所を選んでみよう

ジギングと一言でいっても様々なターゲットがいます。有名なのはブリやハマチ、ヒラマサなどの大型回遊魚、いわゆる”青物(あおもの)”と呼ばれる魚種です。大型になることから強烈なファイトと食味の良さでジギングの代表格といえるでしょう。他にはアコウやカサゴ、ハタ類などのロックフィッシュ系、マダイやサバなどの魚屋さんでお馴染みの人気魚種や都市近郊部で楽しめるシーバス(スズキ)など多種多様なターゲットが存在します。

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もちろん釣れる時期やエリアがあるのでいつでもOKというわけではありませんが、今回ご説明するのは青物系を想定したジギングです。先ず初めに、お住まいの地域から行きやすい場所でのジギング船を探してみましょう。 インターネット等で探していただき、釣果情報等でジギングをされている事を確認してから電話する事をオススメします。

船宿さんが決まったらその船宿さんへ電話します。 当日行く人数、それからジギング経験がある無しを伝え、当日使うと思われるジグの重さ、レンタルタックルの有無を確認。 レンタルタックルを借りる場合は前もって言っておく必要があるのでここはしっかりと確認します。もし最初でわからなければ「初めてなので詳しく教えてください!」といえばOKです。

ちなみに、レンタルタックルは有ってもルアーまで置いてある船宿さんは限られる場合が多いので、ルアーとなるジグは前もって準備する事が無難です。そのあたりも船宿さんに確認しちゃうのも1つの手です。 何gのジグが必要か?よく釣れてるジグは?などを聞いてから買い物に行けば間違いないでしょう。

 

マイタックルの選び方

レンタルタックルよりやっぱり自分のタックルで釣りたいという人の為にジギングにはいったいどんなタックルが良いのか?を書いてみたいと思います。最初のジギングは1日シャクる事を考え、軽量で長さも短めのロッド(竿)が有利です。目安は 長さは6フィート(約182センチ)前後のジギングロッドで、ルアーとなるジグを背負える重さ、『ルアーMAX何グラム』の設定が自分の使うジグの重さ以内の物を選ぶのが基本です。

私が愛用するバンブルズロッドでは基本となるのが”BB-S60-3R スピニング”。ロッドの自重が200グラム以下と軽量で、使えるジグの重さも160〜200グラムとかなり重た目まで背負える設計になっています。

リールはスピニングリールだとシマノ社なら6000〜8000番クラス、グローブライド社だと3500〜4500番クラス、ベイトリールもそれぞれ入れられるライン(糸)の標準糸巻き量PEラインの3号が最低でも200メートル巻けるものをセレクトしてください。 PEライン3号を200メートル以上入れたらバッチリです。巻く際はたるみが出ないようにキツく巻いてください。

 

PEラインとリーダーを結ぶシステムづくりはおうちの時間で練習を

いわゆる「システム(ノット)を組む」という作業ですが、初心者の方にはここが1番ハードルが高いかもしれません。 PEラインの先にショックリーダーと呼ばれるフロロライン50ポンド前後を約3メーター入れる事により、PEラインに負荷を掛けず、尚且つ魚にも見えにくいようにリーダーを入れます。 ノット方法はジギングにはPRノットがオススメ。 YouTube等で練習し、覚えてから行きたい所ですが、初めての方にはなかなか難しいと思うので船長にお願いする事も1つの手かと思います。

 

ジグ選択はまず最適なウエイト。迷ったときはバンブルズジグをセレクト!

ジギングには、ジグと呼ばれる鉛で出来た板状の物を使うのが主流で、これを動かし魚に見せて青物に食わせる訳なのですが、このジグにもそれぞれに特徴があります。 行く場所で使うジグの重さが1番重要で、その先に形状や色選びと言った所に行き着くと思います。

 先ず最初は釣具屋さんの店員さんに、オススメを紹介してもらう、あとはフィーリングでこれ釣れそうと思う物を選ぶと良いかと思います。 何故なら自分で選んだルアーで釣れたら嬉しさも2倍ですからね。 このルアー選びも釣りに行く楽しみの1つ。 あとは鈎も一緒に選んでおく必要がありますが、この鈎選びも初めてジギングをする人にとってはかなり迷いどころの1つかと思います。

 その辺を改善してくれるのがジャッカルから出ているバンブルズジグ。 バンブルズジグはショートとセミロングと言った定番の形状の上、更にはフック(鈎)まで標準装備されていますのでパッケージを開けた状態から使えてしまうので超オススメです。

 

 

釣りに集中するために用意すべきもの

まず大切なのは船酔い対策。どんなベテランも酔ってしまっては元も子もありません。船酔いが心配な方は乗船30分前までには飲んでおきたいところですが、多くの船酔い薬は長時間効果が持続するため、釣りに集中するために万全を期したい人は前夜に飲む場合もあります。

さらに安全確保の為のライフベスト(現在は法律で魚以外にも乗船した時に食べる物を入れておくクーラーボックス、水しぶきや雨からタックルや濡れては行けないものを守るタックルケース、レインウェアや長靴(デッキ底で滑らないもの)、さらにラインを切るハサミや鈎を外すプライヤー。 魚を掴むフィッシュグリップがあると便利です。

さあここまで来たらあとは釣るだけです!。ハードルが高いイメージの青物ジギングですが、実はかなりお手軽な釣りになっております。 是非ジギングで青物とのパワフルファイトを楽しんでみてください。