COLUMN
コラム

ルアーカラー。

昨日、パソコンのファイルを整理していたらちょっと懐かしい写真が出てきました。
それがこれ。2年前にロシアで釣ったパーチです。

20090526-ロシア画像 016.jpg

さて、パーチと言えば思い出すのが昔大好きだったラパラのパーチカラー。
今から20年以上も前の話でしたが、このカラーには本当にお世話になりました。
ラパラと言えばフィンランド、北欧の国なのでもちろんそのパーチカラーは
写真のパーチがモデルとなったカラーなのでしょう。
パーチもまたフィッシュイーターなのですが、ブルーギルのように比較的小ぶりなので、
より大きなゲームフィッシュ、たとえばパイクなどを釣るために作られた
カラーなのではないかと思います。

さてこのパーチ、改めて眺めてみるとなるほど釣れる要素が
たくさん盛りこまれたカラーでもあります。
ブラックバックからグリーンに変化していくグラデーションの背中。
横はスモールマウスに近いゴールド。
そして、おなかの部分はパールシルバーにコントラストが
はっきり出るオレンジのヒレと、まるで釣れ筋カラーのお手本のような
色のコンビネーションです。

もちろんパーチは日本には存在しないカラーなので、
マッチザベイトの観点からするとあり得ないわけなんですけど、
実際に良く釣れるということは、ただ単にベイトフィッシュの色に
ルアーのカラーを合わすだけが正解というわけではないんですよね。
ちなみにこのパーチカラーはある程度濁った水でもアピール力が強く、
亀山ダムや津久井湖、ターン気味の芦ノ湖などでよく釣れた記憶があります。

以上、ジャッカルに限らず、ルアーにはカラーセレクションが本当に多く、
迷ってしまうのではないかと思いますが、
そのルアーがどんなカラーの組み合わせで構成されているのかを考えれば、
それにマッチしたシチュエーションが見えてくるはずです。

基本はナチュラルなベイトフィッシュ系か、パーチやチャートのようなアピール系、
そしてクローフィッシュなどザリ系、などで分けて考えればいいのではないかと思います。

たとえばマイキーのブラックピラルク。これは僕のフェイバリットカラーなのですが、
ブラックベースでシルエットがはっきりする、
僕の中ではアピール系のオールマイティーなカラーであります。
そんな感じで、カラーにもこだわってバスフィッシングを楽しんでみてはどうでしょうか。 新しい発見があるかもしれませんよ。

ぜひ自分なりの当たりカラーを探してみてください。