COLUMN
コラム

アスカ60SR USAバージョン

皆さんご無沙汰です。
あっという間に12月ですね。

今年も本当にいろいろなことがありました。 
トーナメントのほうも昨年の大スランプからなんとか復活。 
来年を見据え、更に上を目指せるランキングになったので良しとしておきますか。

さて、そんなトーナメントでも今年特に出番が多かったのがハードベイト。 
どうしてもワーム主体の展開になりがちなトーナメントですが、今年は要所要所で
本当にハードベイトが効果的な一年でありました。 
そして、その原動力のひとつになったのがアスカ60SRです。

このクランクベイトは、今までジャッカルのルアーで多数を占めていたチドリ系アクションとは
一線を画す、まったく違ったコンセプトのクランクです。 
とにかくまっすぐ泳ぎファーストリトリーブでもバランスを決して崩さない。 
そして圧倒的な障害物回避性能を持ち合わせているというところです。 

先日もバサーオールスターで主力として使用していたのですが、
プレスアングラーは、まるでワームやジグを通すようなリトリーブコースに、ほとんど根掛ることなく、
このアスカをガンガン通していたのを見てビックリしていました。 

今までのクランクではトレースできなかったようなスポットも、高い障害物回避能力と、
まっすぐ泳ぐという優れたコントロール性でしっかりと攻略することができるので、
ビッグバスに強烈にアピールしてくれるというわけです。

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ところで、このアスカ60SRですが、アメリカで販売されているものと、日本で販売されているものとでは、
スペックが若干異なるのをご存じでしょうか? 
このアスカの仕様を決定する際、もちろんアメリカでのニーズもしっかりとリサーチしたのですが、
その時に解ったのが、アメリカでは更に強い水押しが必要であるということ。 

そこで、通常はリップにボディーと同じ素材を使用するところを、
より薄くしっかりと水をつかむファイバーグラス製を使用することにしたのです。 
実際に巻き比べると、USAバージョンの方が、わずかに巻き抵抗が強いだけでなく、
ロッドに伝わるバイブレーションもよりハッキリとしているのが解るはずです。
 
広大なエリアからバスに強いアピールを発することで拾い釣りをしていくアメリカのフィールドでは、
この仕様がベストマッチなのですね。 
ちなみに現在は僕も加藤プロもアスカ60SRでは、ここ日本でもUSAバージョンをより多く選択してキャストしています。 
まだまだ新しいこのアスカ60SRなのでスレを気にする必要もなく、より強いアクションの方が効果的だからです。

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さて、このUSAバージョンですが、実はジャッカルオフィシャルショッピングサイトで先行発売されています。 
もともとアメリカ向けに生産したファーストロットから、こっそりと引き抜き、数量限定での販売となっています。 
興味のあるアングラーは、ぜひジャパンバージョンと使い比べてみて、その違いを確かめてみてください。 
クランクベイトをより深く理解する上で、きっと参考にしてもらえると思いますよ。 
もちろん来るべき2012シーズンでも大活躍してくれることでしょう。

ジャッカルオフィシャルショッピングサイトはこちら